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赤木 浩; 横山 淳; 藤村 陽*; 高柳 敏幸
Chemical Physics Letters, 324(5-6), p.423 - 429, 2000/07
被引用回数:15 パーセンタイル:43.15(Chemistry, Physical)O(D)+NO反応のポテンシャルエネルギー曲面を、高レベルの分子軌道計算により、理論的に算出した。NO分子のN原子端に、さまざまな角度方向からO(D)原子の近づくことができる。大きなポテンシャルの井戸が存在することがわかった。一方で、その接近する角度の違いで、反応経路上のエネルギー障壁の高さが変化することも判明した。これらの結果により、過去に報告されている実験結果を説明することが可能である。
高柳 敏幸; 黒崎 譲*
Journal of Molecular Structure; THEOCHEM, 492, p.151 - 158, 1999/00
N(D)+CH反応について分子軌道法を直接用いた古典的トラジェクトリー計算を行った。反応の遷移状態から出発し、反応座標方向にエネルギーを与えて計算を行った。N(D)原子がCHのCH結合に挿入して生成するCHNH中間体ラジカルの寿命は非常に短いことがわかった。この結果は実験結果と定性的に一致する。このことからエネルギーはおもにCHとNHフラグメントの相対運動に分配されると予測することが可能である。
高柳 敏幸; 小林 浩信*; 綱島 滋*
J. Chem. Soc., Faraday Trans., 92(8), p.1311 - 1314, 1996/00
N(D)+H反応のダイナミクスについて正確な量子散乱理論および古典的トラジェクトリー法を用いて調べた。ポテンシャルエネルギー曲面としては、最近ab initio分子軌道計算をもとに作製された関数を用いた。量子計算については超球座標系を用いた。また計算は全角運動量J=0でのみ行った。反応断面積および反応速度定数を求めるのにJ-シフト近似を用いた。量子計算および古典計算ともに生成物のNHの振動分布は実験値をよく再現することがわかった。反応速度定数については量子計算と実験値はよく一致する。しかし一方、古典的トラジェクトリ法はかなり大きな反応速度定数を与えることがわかった。